WiMAXとWiMAX 2+の違いは?ポイントを解説
WiMAXとWiMAX2+どちらも高速モバイルインターネットができるサービスです。
では従来のWiMAXといつのまにか現れたWiMAX2+一体どこが違うのでしょうか?そのサービスの違いを比較して、わかりやすく解説していきます。
WiMAXの特徴
WiMAXはUQコミュニケーションが提供する高速データ通信サービスです。
従来のLTEや3G回線と別の回線を使うことで、7GBのデータ通信制限や速度の制限がなく、ADSLや光回線などの固定回線と同様に、無制限にデータ通信を行うことができます。
WiMAXはベストエフォートで下り40MBの高速通信を実現しているため、固定回線を引かなくてもADSL並みの通信速度が出せます。
また通信容量無制限にもかかわらず、LTE並みの通信速度が出るため、モバイルヘビーユーザーや、固定回線の代替としても人気のサービスに成長しました。
WiMAX2+の特徴
WiMAX2+はWiMAXの通信回線がさらに進化したサービスで、下り110MBの超高速データ通信を実現したサービスです。
ですが、同時にWiMAXで使用していた回線からまた別の回線を使用することになったため、WiMAXのような通信容量無制限と速度制限無しが難しくなりました。
高速化の代わりに、LTEの様に月間7GBの制限ができてしまったのが特徴です。
ですが、これまでのWiMAXユーザーの期待に応えて、契約後2年間は7GB制限が適用されないので、2年間で乗り換える前提で契約をすれば、WiMAX2+も通信容量無制限で使用することができます。
WiMAXとWiMAX2+は同時に使える
上記のように、2つの通信方式で別れてしまっているWiMAXとWiMAX2+ですが現状では結局どちらも使用できると思って下さい。
なぜなら、WiMAX2+対応のWiMAXルーターはアプリや端末本体から、「ノーリミットモード」「ハイスピードモード」が選択できるようになっているからです。
この「ノーリミットモード」が従来のWiMAX通信。「ハイスピードモード」がWiMAX2+通信です。
ですので、ノーリミットモードで十分な速度が出るエリアの場合は無理にハイスピードモードに切り替える必要がありませんし、ハイスピードモードを常時使用していても、契約から2年間(正確には25ヶ月間)は月7GB制限にひっかからないので、安心して使用することができます。
機種によってはプラスエリアモードも
ノーリミットモードとハイスピードモードに加えて、対応機種でWiMAXを使用すると「プラスエリアモード」が使えます。
これはauのLTEサービスが使用できるモードで、auのLTEが入るエリアならどこでも接続することができます。
これによってWiMAXの届かない山間部の深くなどでも安心して使用することができます。
ちなみにこのプラスエリアモードはauのLTEと同じで月の通信容量に7GB制限を設けています。なので非常時やどうしても電波が届かない場合にのみ使用するのが良いでしょう。