WiMAX2+を使うメリットとデメリット
少し前なら考えられないことでしたが、現在外出先でインターネットに接続する方法は本当にたくさんあります。
まずWiMAXをはじめとするモバイルルーター。これは携帯会社が主に展開していて、電話機能のないデータ通信のみのルーターを販売しています。
そしてスマートホンのテザリング。さらに現在よく話題になるのがMVNOなどの仮想通信事業者が提供するSIMカード。
これはSIMカードのみを契約し、SIMフリーのスマートホンやルーターを購入してインターネット通信を行う方法です。
様々なサービスがある中で、当サイトがおすすめしているWiMAXにはどんなメリット・デメリットがあるでしょうか?
今回はWiMAXについて詳しく書いていきたいと思います。
WiMAXを使うメリット
まずはWiMAXを契約する場合のメリットから。
通信制限がない
一番大きいメリットはこれでしょう。WiMAXを選択する方のほとんどがこれを理由にWiMAXを契約していると思います。
現在提供されているモバイルルーターやスマートホンのパケット定額サービスは、確かにWiMAXよりも高速をうたっていて、実際の速度もWiMAXより早いかもしれません。
ですが、いかに通信が早かろうと3日間で1GB、一ヶ月間で7GBを超える通信をしてしまうと、その高速通信は影を潜め、128kbbsという一昔前のISDNくらいの速度に制限されてしまいます。
インターネットサービスの環境が整ったことから、Webには動画や高画質な写真が溢れているので、低速通信だとまともにインターネットを楽しむことができません。
動画もカクカクとしてスムーズに読み込まれませんし、高画質な写真を送るのもとても時間がかかってしまいます。
LINEやSkypeなどもとても安定してできないでしょう。
WiMAXは1日にデータ通信をしようと、一ヶ月間動画をたくさん見ようと速度制限がかかることはありません。
これがWiMAXの最大の魅力であり、メリットだと言えるでしょう。
WiMAXを使うデメリット
それではWiMAXを使用する上でデメリットとなる部分をあげてみましょう。
通信エリアの問題
WiMAXも万能ではありません。それは通信できるエリアの問題です。
一言でいうと、携帯各社に比べて電波が悪いということです。これは使用する電波の回線が違うため、通信が届きにくい場所があると言われています。
それでもWiMAX初期に比べてかなり改善されていて、現在では生活圏内でつながらないことは少なくなってきています。
屋内への通信が悪いと言われるのもこのためで、WiMAXの電波は建物を回り込むのが苦手なようです。
これがWiMAXを使用する最大のデメリットでしょう。
またWiMAX2+はWiMAXに比べてさらに届くエリアが少ないため、WiMAX2+の高速通信を存分に楽しめない。といった場面も少なくないようです。
デメリットを解消する運用方法
WiMAXのデメリットを知ると、どんな風にWiMAXを使えば快適なモバイルインターネット環境が得られるかが見えてきます。
まずWiMAXの最新機種には3つの通信方式が選べる機能がついています。
- ノーリミットモード(WiMAX)
- ハイスピードモード(WiMAX2+)
- プラスエリアモード(au LTE)
この3つがその通信方式です。
見ていただいてわかる通り、WiMAXルーターはその電波状況や通信環境で最適な回線を選ぶことができます。
自宅で動画をどんどん見たいときはノーリミットモード。
街中での使用で電波状況が良い場合はハイスピードモード。
旅行に行って電波の届きにくい場所にいったときはプラスエリアモード。
というようにほとんどすべての状況で3つのどれかが通信できるようになっています。これだとWiMAXの電波の悪さは、さほど問題ではないことがわかります。
3つの通信をうまく使いこないして運用していきたいですね。